「頑張れない」
そう感じる日は、誰にでも訪れます。
でもその感覚は、あなたが弱いからではありません。
実は「頑張る」という言葉は
頑(かたくな)に 張る
と書きます。
まるで糸をピンと張りつめたような状態。
そのままでは、いつかプツンと切れてしまいます。
動けない、やる気が出ない、足が止まる。
それは怠けではなく、
“もう張りつめすぎているよ”という心からのサイン。
まずはそのサインに気づいてあげることから、優しさは始まります。
私たちが苦しいのは、多くの場合、「こうあるべき」「もっとできるはず」という「期待」と「現実」のギャップに挟まれているからです。
「もっと完璧にこなせるはずだった」
「あの人みたいに、いつも笑っていられるはずだった」
この「はずだった」という期待を、一度横に置いてみてください。そして、今の状況を「明らめて(明らかにして)」みます。
「今の私は、少し疲れている。それが事実だ」
「今の私には、この仕事量は多すぎる。それが事実だ」
そうやって、色眼鏡を外して事実だけを見つめてみると、「そうかもしれないな」と少しずつ心が落ち着いてきませんか? 期待を手放すことは、自分を見捨てることではありません。
今の自分を「等身大で受け入れる」という、自分への優しさなのです。
次回は、「諦める」という言葉の本当の意味についてお話しします。